このコーナーでは、人に聞いてもなかなか分かりにくい、福岡地方、佐賀地方、熊本地方、鹿児島地方、長崎地方における結納のしきたりや作法、相場などについて、一般的なものを当社が独自に調査して掲載しております。もちろん、この通りにしなければいけないというものではなく、あくまでも気持ちが通じるかどうかが一番大事なところです。参考になれば幸いです。
地域毎の結納〜結納品を選ぶ〜 九州式
九州式
九州式は沖縄を除く九州地方に共通した結納セットになります。
鯛、お茶、酒の現物を用意するのが特徴です。
夫婦で一生連れ添う鯛は、古来から縁起物とされています。
他の形式に比べ、大きなセットになるため、盛大な印象になります。
九州地方のしきたり
九州地方では一般に結納のことを「お茶」ともいい、結納を納めることを「お茶が入った」ともいわれます。
お茶の木は植え替えがなかなかできないので、「婚家にしっかり根付く」意味と、お茶が染め物に使われるので「婚家の家風に染まる」ようにと願いが込められて御知家(お茶)が結納の主役になっています。